第9章 June bud scene1
次の日、仕事から帰るともう和也は帰ってきてて。
和也は別に家があるんだけど、ここ最近ずっと俺の家に住んでいる。
気まぐれにふらっといなくなることはあるけど、ほぼ家にいる。
「おかえり、まーくん」
いつものごとく、ゲームをしながら玄関まで出迎えてくれる。
「お前、出迎えの時くらいゲーム離せねぇの?」
「んー。もうちょっと」
そういいながら、ゲームから目線を外さない。
なんかムカついたから、すれ違いざまに股間をぎゅっと握りしめる。
「あっ…なにすんの!」
「バーカ」
「あぁー…死んだ…」
「もう一回やれば?」
「ばかまーくん!」
何がそんなに悔しいのか、さっぱりわからない。
俺もゲームするけど、あんなんじゃないし。
後ろでまだブツブツ言ってるから、黙らせる。
ゲームを持ってる手を掴み引き寄せて、深くキスをする。
「んん!?」
そのまま手を股間に持って行って、和也のモノを掴んで一気に擦る。
「んんん…!?ちょっ…」
俺のほうが力があるのに、無駄な抵抗をする。
手を離し、肩に手を素早く回してもう逃さない。
和也の口のまわりをぐっちゃぐちゃにしてやって、パンツもびしょびしょにしてやった。
立っていられなくなって、和也は座り込んだ。
「やぁだ…もう…ばかまーくん…」
「バーカ、ゲームと俺とどっちが大事なんだよ」
「まーくん…」
涙目で即答するから、許してやった。