第9章 June bud scene1
立ち上がることができない和也の身体を抱えて、バスルームへ行く。
湯船に浸からせると、シャワーを浴びる。
「あー…気持ちいい…」
すこしぬるめのお湯を頭からかぶる。
身体中についているヌルヌルを落としていると、いつの間にか和也が上がってきていた。
「どうしたの?まだ入ってなよ」
「洗ってあげる」
そういうとボディーソープを手にとって、泡立たせる。
俺を椅子に座らせると、正面に女の子みたいにぺたっと座る。
バスルームの床に、和也のモノが横たわるのが見えた。
女みたいな顔してるのに、こいつの持ってるモノは、俺よりもでかくて。
そのアンバランスさに、また身体の中からいやらしい感情が沸いてくる。
「なに?股間ばっかみて」
「んー?別に」
そう言いながらも、また俺は勃っていて。
「…あんたまだ勃つの…?」
呆れ気味に和也が言う。
「あれだけヤったのに…」
クスクス笑いながら、俺の身体を洗い始める。
「うるせー。お前がいけないんだろ」
「なんでよ?」
「お前がエロい身体してるからだろ」
「あんたと同じじゃない」
「ちげーよ、バカ」
そういうと、腕を持って引き寄せ抱きしめた。