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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第8章 ワインレッドscene2



「潤…?」


「……え?」


「まだ、俺のこと好き?」


目を見て、俺は答えを待つ。


瞳に涙がまた溢れてくる。


綺麗な涙が一粒、また零れ落ちる。


「好きだよ…翔くん…」


消え入りそうな声で潤が言う。


「ごめんね、潤」


涙に濡れた頬を手で包み込む。


「俺、自分で自分が、なに考えてるかわからなくて、遅くなった」


潤の目をまっすぐ見つめた。




「好きだよ、潤」



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