第8章 ワインレッドscene2
何度、潤がお願いしても、俺はそれをやめることができなくて。
「翔くん…そこばっかり…やめ、て…」
「なんで?気持ちいいだろ?」
「あっ…やあっ…」
「ホラ、イケよ…」
「やだぁ…あっ」
フラフラになりながらも、俺の突き出す腰の振動を受け止めている。
「お前がイカないと、俺がイケないんだよ…」
「え…」
「一緒にイキたい、潤」
「翔くん…」
そう言うと、潤の中が一層うねって。
「は、あ…あぁっ…翔くんっ、気持ち、イイっ…」
今までに出したことのないような嬌声を上げて。
その声を聞いたら、もう俺は歓喜に酔いしれて。
「ああっ…もっとっ…もっと…ちょうだい」
潤の白い身体が、俺をすべて飲み込もうとしていた。
「あぁ…潤…気持ちいい…。もっと声聞かせて…」
「翔くん…あ…俺も、気持ちいい…」
「潤…もっと俺の名前、呼んで?」
「翔くん…あ…翔く…んっ…」
「潤…潤…!」
「あっ…翔く…イッちゃう…」
「俺も…イクっ…」
潤が白濁を吐き出すと、俺も同時に潤の中で果てた。
それは、あの時よりも強烈な快感だった。