第7章 ベルフラワーscene1
でもやっぱりやめてくれなくて。
大野さんの腰が、俺の中をかき回して、手が前を扱いて。
それだけでも死にそうだったのに、今度はうなじを大野さんの唇が弄って。
「ふぁ…あぁ…ああ‥」
もう夢心地になって。
「も、もう…おかしくなっちゃうよ…」
「おかしくなって?潤。俺、見たい」
俺はもう涙が止まらなくて、顔を横に振って、イヤイヤをするしかできない。
でも大野さんは何一つやめてくれなくて。
むしろ、どんどん腰が早く動いて。
「んーーっ…あっ…だめぇっ…!」
ビクンビクンが止らない。
俺の中は大野さんを捉えて、嬉しい嬉しいと悲鳴を上げてる。
うなじから背中を、ゾクゾクと快感が這っていって、どいてくれない。
大野さんがうなじから、俺の耳元に口を寄せてきた。
「潤…俺だけの潤…かわいいよ」
もうその一言で、俺は限界で。
「ああっ…も、もう…智っ…」
「うん。いいよ、潤。一緒に…」
「さと、しっ…イクっ…」
「ああっ…潤っ…」
俺が放つと、大野さんが俺から出て行って外で出した。
なんか寂しかった。
暫く息を整えると、急に冷静になった。
「あっ!ヤバっ…ここ、外…」
「潤…やらしい格好してんなぁ…」
にやにやしながら、大野さんが自分のズボンを閉めてる。
「あっ…自分だけずるいっ…」
俺もすぐにズボンを上げる。
「待てよ」
そういって、ズボンを上げる手を止められる。
「きれいにしてやるよ」
そういうと、俺を咥えた。
「あっ…ダメっ…イったばっかだからっ」
そんなことやっぱり聞いてもらえるわけもなく…
俺がイったあと、わざと咥えて、くすぐったくて死にそうになってるのを見るのが、大野さんは好きなのだ。
なので暫くやめてもらえるわけもなく…
「ああっ…ほんとっ…やめっ…」
帰り、運転できなくなるからやめてぇ…