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カラフルⅠ【気象系BL小説】

第30章 マロンscene2+green


◆green side



そいつはうちに来た。


入ってくるなり、俺達は無言になった。


そいつにお茶を出してやった。


リビングのソファで居心地悪そうに座ってる。


その隣に腰を下ろした。


そいつはお茶に口をつけた。


「あちっ…」


熱いに決まってる。


なにを慌てたのか、すぐ飲もうとするから。


「お水いる?」


「ううん…大丈夫」


俯いてしまった。


俺もどうしていいかわからず俯く。


暫くしたらお茶も冷めた。


俺は自分のマグカップを手にとって飲み始めた。


そいつもお茶を飲む。


飲み終わったら、いよいよすることがなくなった。


隣に座るそいつもカップを持ったままじっとしている。


「…どうしたい?」


俺は聞いてみた。


「え…?」


驚いた声が返ってきた。


「俺とどうしたい?」


「え…その…」


いつもは歯切れがいいのに、今日は全くそんな影も見えない。


「シたい…」


ぽろっとそいつが言った。


自分だってそのつもりだったのに。


俺は急激に昂ぶるのがわかった。


そいつの腕を掴むと、服を全部ぬがせた。


脱がせながらバスルームへ行った。


そいつに唇を貪られた。


激しくて息が上がりそうだった。

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