第29章 ラズベリーscene4
「愛してる…」
翔ちゃんの口が言った。
その口の動きはスローモーションに見えた。
声が耳に届いたら、俺はまたわけがわからなくなった。
暴走した。
翔ちゃんの身体を乱暴に俺の舌が滑っていった。
その間、ずっと翔ちゃんを握って離さなかったら、また俺の手に出した。
何回も翔ちゃんから白濁が出た。
俺はずっと翔ちゃんの身体を味わい尽くして、更に翔ちゃんの中に入った。
そのままずっと腰を振り続けた。
不思議なことに何度でもできた。
愛してるって言われたことが、俺に不思議な力を与えたようだった。
身体に力が入らなくなるまで、翔ちゃんを貪り続けた。
二度目だ…こんなこと…
最後に果てると、そのまま起き上がれない。
翔ちゃんも気を失ったように寝てしまう。
何が俺たちに起こったんだろ…
そう思っていたら急激に眠りに引き込まれた。
そのまま朝まで俺たちは起きられなかった。
目が覚めたら全身筋肉痛で。
翔ちゃんも起き上がってきたが、腹筋と腿がヤバイみたいで。
二人ともフラフラだった。
なんとかお風呂場まで行って、ふたりで身体を洗いあった。
「翔ちゃん…ごめんね…」
「え?何が?」
「またたくさん中出ししちゃった…」
「あ…」
「お腹壊したらごめんね…」
「大丈夫だよ」