• テキストサイズ

【おそ松さん】本気の恋と、6つ子と、私。

第16章 踏み出す勇気【チョロ松】





後ろから声がして振り向くと、会計を済ませたらしいチョロ松くんがお店から出てきた。


「あ、チョロ松くん。今ね、アンケートを…」


「アンケート?」


チョロ松くんは私の隣に来て、アンケート用紙を覗き込む。さっと目を通したかと思うと、彼は怪訝そうな表情を浮かべた。


そして無言で私からバインダーとボールペンを奪い、


「これ、お返しします」


と、冷たい口調で言い放ち、男性に突き返した。


「チ、チョロ松くん?」


「ま、待ってください、彼女は協力すると…


「協力はできません。…行こう、絵菜ちゃん」


チョロ松くんは私の手を握り、戸惑う男性を置いて私たちはその場を足早に離れた。


/ 325ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp