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【おそ松さん】本気の恋と、6つ子と、私。
第15章 気まぐれな猫は、恋を知る【一松】
「…ねぇ」
「なぁに?」
「外、雨降ってない?」
「え?」
言われてガラス越しに外を見ると、街行く人々がみんな傘を差していた。うっすらとだけれど雨音も聞こえる。
天気予報じゃ、今日は一日晴れだったはずなんだけど…通り雨かな。
「…止むまでここにいる?俺もあんたも、傘持ってないし」
「うん、そうだね」
時間制だからお金がかかっちゃうけど、雨に打たれたくはないし…止むまでじっとしてよう。
「にゃー」
…ふふ、可愛い。
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