第14章 揺れる心【カラ松】
再び頭を下げる。どうしよう、なんて詫びれば…!
「あ、頭を上げてくれ、絵菜。俺も悪かった。もっと分かりやすい服装で来ればよかったな…すまなかった」
「カラ松くん…」
「パーカーだとデートにふさわしくないと思ってだな…」
「…おそ松くん、パーカーだったよ?」
「あ、兄貴はいいんだ。兄貴だからな」
…どういう意味だろう?哲学かな?
「普段着だと俺の気が済まなかったというか…いやまぁこれも普段着のようなものだが、あくまでも外出用で
「それ普段着なの?!」
「なぜそこで食い付くんだ、絵菜…」
「あ!ごめん、つい…」
なんだろう…そんなに人の服装に厳しいわけでもないのに、やたらツッコみたくなるこの感じは…似合ってるといえば似合ってるんだけど、いかんせんインパクトが強すぎるんだよね。
「…と、とにかく、君が嫌ならば急いで着替えてくるが…」
「え!そんな、そこまでしなくてもいいよ!私が慣れればいいんだし!」
「……そうか……」
は!しまった、またフォローになってないかも…!
「あの、でも、似合ってるよカラ松くん!男らしいっていうか、ワイルドだね!」
「!!」
どうしよう、私にはこれが限界だ…!でも嘘じゃないし…!
…ん?カラ松くんの様子が…
「…ふっ、ワイルドか…My angel、君もこのファッションの魅力に気付いてしまったようだな…」
…なんだかめんどくさそうなので、スルースキルを使おう。
「カラ松くん、デートしよっか!まずはどこ行くー?」
「……え?」