第14章 揺れる心【カラ松】
ちょっと危ない人なのかな?と怖くなり、断りを入れてその場を立ち去ろうとすると…
「ちょ!ま、待った!待ってくれ!」
慌てて私を追いかけてきたと思ったら、いきなり腕を掴まれた!
「きゃあっ!は、離してくださいっ、警察呼びますよ!?」
「警察!?ち、違う、違うんだ絵菜!君は誤解している!」
「ごっ、誤解も何も
「俺だ!カラ松だ!君の今日のパートナーだ!」
…………
「…カラ、松…くん?」
彼の言葉に冷静になり、改めてよく見てみる。
青みがかったサングラス、黒い革ジャン、太陽の光で照り輝くキラッキラなズボン。そして少し高そうな革靴。
…見れば見るほど信じがたい。というか信じたくない。
でも、声は確かにカラ松くんのような…
「サングラス、取ってもらってもいいですか?」
「…え?あ、ああ」
言われた通りに、彼はサングラスを外す。
その見覚えのある顔で、ようやく納得した。
「カラ松くん!本当にカラ松くんだったんだね…変質者扱いしてごめんなさい…!!」
さっきの失礼な態度を謝罪するために頭を下げる。
「…俺…変質者だと思われていたのか…」
「あ!ち、違うの!いや違くはないんだけど、その、ちょっと変な人なのかなって!」
「…フォローになっていないんだが…」
「ご、ごご、ごめんなさい!!」