第2章 屋形船ー高杉の勘違い
万斉『紅殿、そろそろ話を終えても良いでごさるか?』
うんざりした様子で万斉が話を止めた時すでに日は、地平線に消えいこうとしていた。
紅『あ、悪いねこんな長い時間まで、おかげさまで高杉のことが良く分かったよ♪』
万斉にたくさん話を聞いた私は上機嫌で部屋を出て行った。
ガチャリ
万斉『はぁ……高杉殿にも、あれくらい饒舌に話せば良いものの、なぜ高杉殿には強気なのだろうか……?』
紅『〜〜♪』
万斉の話を聞いた私は鼻歌を歌いながら自室に戻っていた……。
高杉『オイ』
紅『あ、高杉!!』
機嫌が良い私は、高杉の背後から漏れる殺気に気がつかなかった。
それが、いけなかったのだ。
高杉『ーーっ、お前ェ最近万斉の部屋によく行くなァ……?』
紅『へっ?』
ここで、やっと高杉の異変に気がついた。
高杉『……、浮気か……。』
紅『はぁっ?んな訳ないじゃんっ!!なんで私が万斉といちゃつかないといけないといけないのよっ』
高杉の突然の言葉に語気を荒げてしまう。それが一番高杉の機嫌を損なうことも知っていたが。
高杉『ーーっ、だったらなんで俺にはそんな可愛げがねぇんだよっ!!!!』
しまった、と思った時には遅く怒りに震える声で高杉が怒鳴ってきていた。
紅『えっ……それは……』
急に言われた問いかけに戸惑う。
高杉のことは、大好きだ。だがつい、いつも高杉に対して強気になってしまうのだ。
高杉『……なら、良い……』