第7章 彼目線 [ロリコンのまともな恋 (上)]
「異性であるコトを意識させる……か」
ゴロツキに絡まれている所をとか重い荷物を持っている所をとか、シチュエーションが限られ過ぎだ。どうしよう。
「あ、武市さん!丁度良いや、ちょっと付き合ってくれません?」
「! 丁度私も暇を持て余していたので良いですよ」
タイミングよく向こうから話かけてきた。何か男らしい所を見せつける紳士チャンスに乗らない手はないだろう。
早速、私は紅に手を引かれるがまま街へ繰り出した。
(本章は他の章に比べ長いので、一旦ここで区切ります。