第7章 彼目線 [ロリコンのまともな恋 (上)]
「好きな女性が出来た……でござるか」
「えぇ、まあ確証はありませんが……恐らく恋煩いと言うものを、とある女性に」
みんなの相談窓口、万斉さんに名前を伏せて彼女の事を話すと、彼の表情はサングラスに隠れ読めないのだが、声が驚いたような、意外そうな響きを持っているように感じられて釣られて私も自らの相談内容を意識させられてしまった。
「女性……と言うからに相手は成人済みと捉えてよいのか?」
「ハイ。きちんと私から見て胸もB70ぐらいあるとにらんでいますし、お酒もよく果実酒を呑んでます」
「……そこまで聞いては無かったが、ストーカーまではしていないでござろうな?武市殿」
あと、女性の胸のサイズを予測しない。と叱ってから万斉は再び少しの間沈黙し、口を開く。
「まあ、相手が応じるかは拙者にはわからんが ……好きならば告白してみても良いのではないか?」
「告白……ですか」
「まあ、親しい間柄なら男と見られていない可能性もあるだろうからそういう対象である事を匂わせてから言った方が良かろう。特に武市殿の場合」
異性であると意識させる……どういう行動だろうか。
「例えば、ゴロツキに絡まれている所を助けたり、重い荷物を持ってあげたり……あと買い物の時に『デートだね(囁き)』なんて言ってみれば良いのでは?」
「何で聞いてもいないのに考え分かったんですか?あと最後のはネタですよね」
「まあ、最後の台詞も案外アテになるなもしれぬぞ」
始めの質問を無視して、万斉はニヤリと人の悪い揶揄うような笑みを浮かべた。