第9章 第8章
「絶対、大輝には伝えないでね」
『私にはまだ、はなしたいことが 「いい?約束だからね」 あ、ちょっ!』
プツッ……
「はぁ〜」
なんか、ドッと疲れた。
とりあえず、黒子君とさつきはブロックしておいて……っと。
「なんでこんなにバレたかな〜……」
そもそもの発端は誰だったっけ?
「……黒子君だ」
存在感、全然ないくせに。
人のこと、翻弄するだけしていくんだね。
「 “ キセキ ” のなかじゃ、まともな部類の人だと思ってたのに……」
なんか、裏切られた気分。
「そう思うよねー?」
お腹を撫でながら、話しかける。
「今日は、君のパパかっこよかったね」