第7章 第6章
〜 黄瀬 side 〜
「青峰っちーっ!!!」
ガバァッ!
「うるせぇよ!黄瀬!!」
思いっきり飛びついたオレを、ウンザリした顔で見てくる青峰っち。
「ヒドイっスよー。オレ、青峰っちに勝つだめだけにプロになったのに……」
「……あ?」
不機嫌になる青峰っち。
「桃っちから聞いたんっスよ。光っちと別れたって」
「……テメェに関係ねぇだろーが」
「オレ、光っちのこと好きなんっスよ。他の女の子とは違って媚びてこないとことか……」
「……あぁ?」
「もー、関係ないっしょ?別れたんっスよね?」
そう言うと、舌打ちをして青峰っちはオレに背を向けた。
「だから、青峰っちに勝って、光っちのこと奪うっス」