第7章 第6章
行かない方がいいっていうのは、わかってる。
行くべきじゃないってわかってる。
でも……
「……みたい」
ーーーーーん?
「変装すれば、このお腹でもバレないんじゃ……?」
その手があった……!
私は自室へ向かい、タンスをあさって変装できそうなものを探す。
「あ、この帽子使える。なんか、伊達メガネみたいなの……」
んー……確かあったと思うんだけど……
「ーーーーーあった……!」
よし、帽子かぶって、メガネかければバレないでしょ!
「これなら観に行ける!」
そうと決まれば、やることやっちゃおう!
「一緒に、応援しようね」
そう言って、私はお腹を撫でた。
さて、忙しくなるぞ!