第6章 第5章
ピンポーン
「はーい」
なんだろ?宅配便かな?
ガチャ……
「お待たせしまーーーーー」
バタンッ
相手の顔を見た瞬間、私は扉を閉めた。
あっれー……おかしいな?
赤い髪と緑の髪が目に入ったんだけど。
「疲れてるのかなー?」
よし、昼寝しよう!
「すまないが、藤村さん。夢ではないから開けてくれないか?」
でーすーよーねー。
……はぁ。
ガチャ
「何の用ですか?」
「少し話がしたいと思ってね」
そう言う赤司君の目線は私のお腹にあった。
これ、もうバレてるよね。
なんてったって、“ 赤司 ”だもんね。
調べることなんて、朝飯前ですよね……!