第4章 第3章
バッと、私が振り向くと……
「……お久しぶりです、今吉先輩」
「おー、久しぶりやなぁ」
なぜか、2年前に卒業したはずの先輩が立っていた。
……なぜだろう。
「先程、青峰のモト彼女と……」
「あー、桃井から聞いたでー。藤村の方から言ったんやて?」
さつき、なにしちゃってくれてるのかなぁ……?
よりによって、1番めんどくさい人に……!
「俺がいるときは、別れるなんておもわなかったけどなぁ」
「……何が言いたいんですか」
ニヤニヤとこっちを見てくる今吉先輩。
だから、この人は苦手なんだ!
「ん〜……なんか理由でもあるんちゃうかなー、思て」
……ほんと、この人嫌。