第15章 第14章
「初めまして。光……サンと付き合ってる青峰大輝だ……です」
「あらぁ……初めまして」
もう話してるし!
というか、あの大輝が敬語(とは言い切れないけど)を使ってるところ初めて見たよ……!
それが若松先輩にも使えていたら、あんなにもめなかったのに……
「……って現実逃避してる場合じゃない」
早く大輝と合流しないと!
「おかえり!お母さん!!」
「ただいま、光。それで?私に話すことは?」
でーすーよーねー。
「えーと……高1の頃から付き合ってた、青峰大輝君です」
「……高1、ね。まあいいわ。とりあえず2人ともリビングにいらっしゃい」
そういってスタスタとリビングに向かっていく母。