第14章 第13章
「……お前……ぶはっ……かわいいな」
「うるさい!笑うな!」
あらわになった私の顔は、もちろん真っ赤。
それを見た大輝は、もちろん笑った。
わかってたよね!
笑われるだろうなってことは!
だから、見せたくなかったのに……
「なぁ、お前も会いたいだろ?俺に」
「そんなわけ「ないって言えんのか?ホントに?」……ないこともないけど……」
「じゃあいいだろ。つーことで、お前の母ちゃん帰ってくるまで家にいるわ」
「はい?今日、練習は?」
「ねぇ」
そんなわけあるか、バカ!
「今吉サンが “ 今日は青峰、休んでええで ” って、ついさっき連絡きた」
「……妖怪サトリめ……」