第14章 第13章
「つーわけで、邪魔すんぞー」
「え、あ、ちょっ……」
スタスタと入ってくる大輝。
「お前の部屋、いってるから」
「え、勝手に入んないでよ?」
「言ってあんだから、勝手じゃねぇだろ」
「はい?」
「……なんか問題でもあんのか?」
も〜……
まぁ、大輝らしいっちゃらしいけどさ。
「光ー、冷たいお茶くれー」
歩きながら、私にそう言う大輝。
「……もうっ、ちょっと待ってて!」
遠慮って言葉を知らないんだから……
「まぁ、それが大輝だよね」
クスリ
笑みをこぼしながら、私はお茶を準備するためにリビングへと向かった。