第14章 第13章
「なんでだよ!」
いや、なんでだよって……
「結婚して、どうするの?」
「一緒に住むに決まってんだろ」
「その、一緒に住む家はどこにあるの?」
私の言葉に、しばし考え込むこと数分。
「……ねぇな」
「でしょ?」
相変わらず、抜けてるというかなんというか……
「……光に結婚する気はあんだよな?」
それを、ストレートに聞いてくるかー……
いや、大輝らしいといえば大輝らしいけど。
「……大輝が、許してくれるなら……」
そう言いながら、私は首を縦に動かした。
「許すもなにも、怒ってねぇし」
「それは絶対嘘」
別れた後、すごかったよね?
どの口が “ 怒ってない ” なんて言うんだか……