第14章 第13章
「……だよ」
「あ?」
「みんなが言ってた通り、だよ」
「!」
うわぁ……すっごい驚いてるー
写真撮りたい。
「この子は、間違いなく……大輝の子」
「……なんで、黙ってた」
「だって、千葉の実業団に入ることが決まった大輝の邪魔したくなかった」
「……俺が、今までバスケしてて、お前を邪魔だって言ったこと、あったか」
へ?
「言ったことあったかって聞いてんだろ」
大輝に “ 邪魔 ” って言われたこと……?
うーん、記憶にない。
ってことは、ないんだよね?
「ない、と思う」
「 “ 思う ” じゃなくて、ねぇんだよ」
“ お前はバカか ” という顔で私を見る大輝。
なんか、ムカつく……