第14章 第13章
ピンポンピンポンピンポン……
「うるさいですよっ!」
ガチャッ!
何回押せばいいの、よ……って……
「……大、輝……?」
「……久しぶりだな、光」
え、ちょっとまって。
私、今、ドア開けてるよね?
目の前にいるのは、大輝だよね?
……バレる!!
「ごめん!」
そう叫んで、ドアをしめるために腕を引いた。
ガシッ!
途中で止まったドア。
止めているのは、見慣れた手。
「逃すわけ、ねぇだろ?」
珍しく真面目な顔で、私を見つめる大輝。
「大……青峰君、どうしてここにいるの?」
「うっせぇ」
はい?
「説明、しろ」
「え……」
「その腹、ガキがいんのか?」