第13章 第12章
「運転手には青峰を乗せて、藤村さんの家に行くように伝えてある」
“ これなら会えるだろう? ”
そう言って赤司君はコーヒーを飲んだ。
「さすが赤司くんだね……」
「敵にまわしたくないのだよ」
「それはどういうことかな、緑間」
「な、なんでもないのだよ!」
慌てて、お汁粉を飲むミドリン。
「僕たちはこれからどうしますか?」
「もう、解散でいいんじゃないか?黄瀬も他に用事があったわけではないだろう」
「赤司っちのが言う通りっス!青峰っちに光っちのことを伝えたかっただけなんで」
「じゃあお菓子買って帰ろ〜。バイバ〜イ」
ガタンッ
そう言ってムッくんはマジバから出て行った。