第13章 第12章
私も帰ろうかな。
大ちゃん、こっちには戻ってこないだろうし……
「赤司くん、私も帰るね?」
「あぁ。青峰を連れてきてくれて助かったよ、桃井」
「全然だよ〜。じゃあ、またね!」
「あぁ」
「気をつけて帰るのだよ」
「気をつけてくださいね、桃井さん」
「またねっス!」
みんなに手を振りながら、私はマジバから出た。
このあと、どうしようかな?
光ちゃんの家にいくのは、さすがに野暮だよね……
おとなしく帰ろうかな〜……
「……うん、帰ろっと」
止めていた足を家に向かって進めていく。
「うまくいくといいね、大ちゃん」
〜 桃井 side・END 〜