第13章 第12章
〜 桃井 side 〜
「やっと行きましたね」
「うん!」
私はテツ君に笑いかけた。
「あとは、会えることを祈るのみなのだよ」
「大丈夫だよ、緑間。“ 必ず ” 会える」
「赤司っち、なんか仕組んでるっスね〜」
「当たり前だろう」
そうやって話すみんなも、表情は穏やかだった。
「つまり峰ちんがパパになるってこと〜?」
「そういうこと!ムッ君だけ詳しい事情知らなかったんだもんね」
「急に呼ばれたからビックリしたし〜」
「ごめんね?でも、みんなに知ってほしくって!」
ニコニコ笑いながらムッ君に言った。
「まぁ、よかったんじゃないの〜」
「だよね!」