第13章 第12章
「分かっただろう、青峰。彼女がお前のことを嫌いになったわけでも、他に好きな人ができたわけでもない」
赤司の言葉が耳に入ってくる。
「お前を本気で好き……いや、愛していたからこそ、お前と別れることを選んだんだ」
「……!」
……このままじゃ、ダメだ。
「ーーーーー青峰君」
「テツ……」
「行ってください、伝えたいことがあるのでしょう?」
「悪りぃな……!行ってくるわ!」
ガタンッ!
俺は勢いよく立ち上がり、走って店を出た。
向かう先はもちろんーーーーー……
〜 青峰 side ・ END 〜