第13章 第12章
「光ちゃん、言ってたの」
光が、何を……
「大ちゃんには、バスケのことだけ考えていてほしい、私は大ちゃんの笑顔が見れるならそれでいいって」
「っ!」
「これからの大ちゃんにとっては、子供が邪魔になるから別れることを選んだんだって……」
な……
「なんだよ、それ……!!」
「もちろん、私は否定したよ?でも、光ちゃんの決意はかたかった」
わけ、わかんねぇ。
俺が、光のこと邪魔に思うわけねぇのに……!!
「大ちゃんのこと、邪魔するならさつきでも許さないって言われちゃった」
そう言ってさつきは苦笑した。