第10章 第9章
私の言いたいこと、わかってないよね……
きーちゃんだもん、仕方ないか。
「私が話してたのは “ ひとり言 ” 。それを “ たまたま ” 聞いてたきーちゃんが大ちゃんに話しても、問題はないでしょ?」
「あ!」
やっと気づいた〜……
「いい?きーちゃん。私が話してたのは “ ひとり言 ” だからね!」
「わかったっス!」
「じゃあ、きーちゃん。大ちゃんに “ よろしく ” ね?」
「りょーかいっス!」
よしっ!
これで、大ちゃんに伝えることができる……!
「じゃあ、オレ帰るっスね!」
「うん!今日はごちそうさまでしたっ」
そう言って、私はペコッと頭を下げた。