• テキストサイズ

【HQ】春が始まる。〜After Story 〜

第2章 『Trade 9→2 』菅原




「、好きだよ……」



優しく頬に触れてからが怯えないように、ゆっくり、柔らかく口付ける。



ずっと追い求めていた感触。
欲しくてたまらなかったもの。
やっと手に入れた。



もっと、もっと奪いたい。
俺のことしか考えられないように、の中を俺でいっぱいにしてしまいたい。



心がそう叫んでいる。



でも、こんな俺、怖がられるかもしれない。



そう思って一旦、唇を離しての顔を見つめる。



「菅原先輩……?」



「怖くない?…」



は、一瞬きょとんとしたあと、ふるふると首を横に振った。



「先輩が怖いわけないです…。」



「…………」



ありがとう。



ちゃんと男の俺も、受け入れてくれるんだな。



それなら俺も、もう躊躇わないよ。





をベッドの方に誘導して、そっと押し倒す。



俺のことをぼうっと見つめるを見下ろしながら、ネクタイを緩めた。



「、俺のこと名前で呼んで?」



「……孝支、くん………」


/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp