第4章 歩み寄る黒い影
エレンside
ん…あれ…ここは?ベッドの上?
確か俺…宴会に行ってて…
あ、そうだ!俺、血吸われて…
あれからどのくらい経った?
リヴァイさんは?
ここ…どこだ?
ふと着ている服を見ると、
エ「なんだ…これ…」
何故か…ドレスを着ていた。
靴は履いていない。裸足だ。
寒い…
とにかく、逃げねぇと…
俺は、いた部屋から出た。
暗いな…
足音がペタペタと響き渡っていた。
迷路みたいでどこを歩いているのか分からない。
「エレン?目が覚めたんだ。」
!?
逃げねぇと…
俺はひたすら走った。
どこなのか分からなかったがそんなことどうでもよかった。
とにかく、捕まったら危ないと思った。
ぺ「エレン(笑どこに行くの?(笑」
やだ…誰か…誰か!助けて!
リヴァイさん!
その時、何かにつまづき、転んでしまった。
エ「うっ…」
ぺ「やっと捕まえた(笑)大人しくしててくれないかな?」
エ「やだ!離せ!」
ぺ「また、痛い目にあいたいの?」
ドキッ…
え?やだ…怖い…
急に体が動かなくなった。
ぺ「それでいいんだよ…部屋で大人しく待ってて」
エ「…はい…」
俺はただ従うことしかできなかった。