第4章 歩み寄る黒い影
リヴァイside
クソッ!
もっと早くエレンを探し出せていたら…
いや、俺が仕事を後に回して、エレンといたら…
ハ「リヴァイ?どこに行くの?」
リ「…エレンを取り戻しに行く。」
ハ「え?どういうこと?」
リ「エレンが…連れてかれた…」
ハ「連れてかれたって誰に!?」
リ「…前に言ってただろ…美味い血しか飲まねぇ奴だ。」
ハ「え!?」
俺は装備を備えていた。
ハ「でもさ…場所分かるの?」
今まで、変死体が発見されてるのはこの周辺だ…てことは、この辺りの場所…
そして、人があまり来ない…廃墟…
リ「…あぁ、なんとなくだが…今から探しに行く…」
ハ「1人で!?」
リ「当たり前だ…誰にも迷惑はかけたくねぇ…」
ハ「…わかった…けど、絶対帰ってきてね。エレンと一緒に…」
リ「当たり前だ。」
そして、俺はハンジ以外の誰にも言わず、出ていった。