第2章 告白
エレンside
俺はリヴァイさんの班に入って、だいぶ慣れてきていた。
先輩方も凄く優しくて、だからといって俺を甘やかしているわけでもない。
俺のことを本当に信じてくれていて、そして、1人の仲間として接してくれる。
ただ、俺はこの班に入って気づいたことがある。
俺は…
リヴァイさんのことが好きなんだ。
昔は憧れだった。だが、一緒に生活していくうちにいろんなことを知れて、
もっと知りたい。
そう思うようになった。
きっとリヴァイさんにとっては迷惑だろう。
身分の関係もあって、本当は"リヴァイさん"なんて呼んではいけないということも分かっている。
前に、先輩方がいなくて"兵長"と呼んだことがあった。
すると、リヴァイさんは「今まで通りの呼び方でいい」と言ってくれた。
それからは、誰もいない時は名前で呼ぶようにした。
けど、先輩方がいるときは、兵長と呼んでいる。
そんな生活も1ヶ月と半分が過ぎて、俺は覚悟を決めた。
告白しようと。
この気持ちを終わらせるにはこれしか方法がなかった。
もちろん、振られる覚悟はあった。