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【おそ松さん】S松はお嫌いですか?【喧嘩松】

第3章 環境も変われば人も変わる


あの後、カッコつけた勢いだけで俺は寮に帰った。
そのせいで、大切なことを忘れてたんだ。

トド松「うわぁっ、何その顔!!」

「あっ、こっ、これは……」

泣き腫らした顔の事だ。

十四松「えっ、セクロス!?」

トド松「十四松兄さん、空気読んで!! でも、何があったの?」

思ってたより、F6はいい奴らだった。
俺のことを心配して話を聞きこうと部屋に誘ってくれたし。
しかも、凄く喋りやすい。

カラ松「まぁ、無理に言わせるな」

トド松「でもさぁ、気になるじゃん」

本当は、言いたい。
でも、言ったらかっこ悪いしなぁ。

うーん、でも冷たくし過ぎると、友達無くしそう。
もう、ハチみたいな経験はしたくない……。

「こんな所で喋ってても仕方ないっしょ。どっか行こ」

トド松「あ、いいねー!」

俺は、部屋に戻ってもう一回顔を洗い、身だしなみを整えてから外ヘ出る。
そして、新たな友達になったトド松達と一緒に、いきつけのバイキング屋へ出掛けた。
ここのバイキング屋の店長は、俺のこと気に入ってるから特別にサービスしてくれんの。
ゴリラ連れて行くと恥ずかしいから、今までハチと行ったことないお店だったんだよね。

店内も女の子向けなオシャレなお店だから、女の子連れてよく来るんだ。

トド松「あー、このお店いいねぇ!」

「わかるー?」

トド松「女の子好きそう!」

「でしょー」

やっぱり、トド松は俺と同じ路線だった。
話してみると、かなり喋りやすくて趣味も合うし、女の子にも紹介できそう!

トド松「へぇ~、いいお店紹介して貰ったなぁ」

嬉しそうな表情で、トド松はスマホを弄ってる。

カラ松「兄貴達、呼べそうか?」

トド松「今電話かけてるとこー。ったくもー、僕以外携帯持ってないんだから」

「うわぁ、不便」

トド松「でしょー!?」

そして、電話が繋がった頃、店長が顔を出した。

「やだー、くん、お友達連れて来てくれたのー?」

「そ。まだ来るかもしんないけど、いい?」

「いいわよ~! いつもの特等席、空けとくから!」

「ありがと、りょーこさん」

っていうのは、僕のモデル業の名前。
男の娘ファッション誌の専属モデルやってるんだ。
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