第4章 トウカシティと会いたくない人
な………なにがフッだよ!!殺す気かあのクソジジイ!!冷や汗バリバリで私はまだ呆然としている2人を連れてその場を離れた。
「………し……死ぬかと……思った……」
真っ青なルビーと対照的にサファイヤは目をキラキラとさせた。
「あれが……激強ジムリーダーセンリ!! 強さが半端じゃない!! うわあ! 戦いたい!!!!!!」
勘弁してよ。やっと上手くまけたってのに。しかし、やはりクソ親父。あの頃よりもなんか研ぎ澄まされてないか?
「カズミシティにもジムリーダーいるって。そっちにしよ。もうここは嫌」
「僕も賛成。ママ多分こっちに来てるよ」
ルビーがそう言うと、サファイヤは渋々ながら従ってくれた。