第8章 学パロシリーズ / ストーカーにご注意
「ふぁーあ、」
おはようみんな、さわやか桃色ガールのだよ!
今日も安定の登校日和。
遅刻しちゃいけないから、いつも門が閉まる10分前には着くように登校してるんだ。
それにしてもめっちゃいい天気。
花粉飛びかうのはホントに迷惑だけど、春ってやっぱいいよね。
でも最近、私には悩みがあるんだよ。
「(チラッ…)」
「!(ササッ…)」
「…はぁ、またか」
「尾けられてる?が?」
「うん、登下校中もそうだけど学校に入っても視線感じるし、同じ学校の人だよ」
「えぇ~!!気にしすぎなんじゃないの?」
「いや違うって!だって振り向くと隠れるんだよ?」
そう、私いまストーカー被害にあってるんです。
それを今隣の席のシャルに相談中。
私達あれから結構仲良くなったんだよね~。
「おはよう2人とも」
「あ!おはようクラピカ!」
あいかわらずサラッサラだね髪の毛。
「クラピカおはよう……ねぇ、クラピカも聞いてやってくれよの話」
「は?」
ほら、早く言いなよと促してくるシャル。
クラピカも少し真面目な顔をして席についた。
うーん、自意識過剰に見られそうだからあんまりここで言いたくないんだけど…
「ストーカー被害にあってるの」
「何の冗談だ?」
「早くも疑ってる!!」
この目は全く信じてないよこの人!!
「ほんとだって!」
「本当なのかシャル」
「うん、話を聞く限りは本当だと思う」
「本当なのか……」
おい、なんで本当だと分かったとたんそんな世界が終わったかのような顔をしてるんだクラピカ。
「はっ、もしかしてストーカーにやきもち…」
「お前の頭を焼いてやる」
「ごめんなさい許して」
だから頭わしづかみしないでお願いだから。