第7章 学パロシリーズ / 入学ハンター学園!
さて、場面が変わって次は数学の授業。
新学期始まって早々数学とかどんな苦行だよコレ。
高等部には入学式がないからなぁ…
ちなみに数学の教師はイルミ先生。
「この公式はxをyに……って、そこのアホ面、ちゃんと集中してよ」
「アホ面って私のことですか」
「あれ、よく見たらじゃん。なに口答えしてんの?チョーク刺すよ」
「ごめんなさい」
チクショウ、やっぱり教師には勝てないか。
……あ、この問題どうやって解くんだろ?
「ねぇクラピカ、この問題わかる?」
「あぁ、これか。ノート見るか?」
「うん!」
おぉ!クラピカのノートは授業の内容以上に公式の解き方まで細かに書いてあるよ!
これは頭良いわけだ。
何で特進クラスに行かないんだろ?
すると、
「ねぇねぇ、そのノートオレにも見せて」
「え?」
私の右隣の男子が話しかけてきた。
あれ?こんな人中等部からいたっけ?
「あ、ちょっと待ってね……クラピカ、この人にもノート貸していい?」
「ん?あぁ、かまわないが」
「ありがとう」
その男子にノートを貸すと、ニッコリと笑う。
な、なんか可愛い笑顔……
とゆーかこの人もクラピカに負けずかなりのイケメンだよね。
なにこれ。
私ったら新学期早々イケメンに囲まれて超幸せ者じゃん。
なんてのほほんと考えていると、
ヒュッ!
「!」
「そこ、うるさい」
チョークが私の頬をかすめた。
イルミ先生、あんた一体何者ですか。