第13章 Perver!! 仏 ※裏&下ネタ
そして今、ようやく酔を覚ましたローナは、ツッコミ所満載のこの状況でも倦怠感やら火照りやらで抵抗することもなく、ただただフランシスに体を委ねていた。
酒が入っていても自称愛の国という肩書きを忘れない彼のテクや気遣いに悔しいながらローナも少し心を許していたのだ。
「ね、聞いてる?ローナ、」
「っ…、」
「凄いよ、いやらしい音してる」
雄丸出しの顔でわざとらしく指を動かし音を立てる彼にローナの対抗心はメラメラと燃えた。
跨っている彼の股間を逞しく鷲掴んでやるとそれなりの反応をしたのをいい事に、随分前に兄に教わった通りに彼自身を扱ってみる。
「っ…へぇ、上手いじゃないの。
やっぱ坊ちゃんに習っただけあるね」
「フン、やられてるだけじゃないし」
「そーぉ?んじゃ、ローナも気持ち良くしてくれてるし、お兄さんも頑張るよ」
先程までの行為で既に剥き出しになっていた肉芽を軽く引っ掻きつつ、中に入れていた指の数を増せば体が軽く跳ねた。
背は高いが肉付きが足りない彼女、特に性別の次にコンプレックスであると語った平らな胸と大きめの尻。
どちらかと言えばグラマスな方が好みのフランシスも、ローナは特別らしく舌なめずりしながら彼女の体のラインをなぞった。
「あら、どうしたの?手が止まってるけど」
「っッ、ふぅっ…っ」
「何、ちゃんと言わないと分かんないよ」
「フラっ、がぁ…あ、っあ…」
「俺が何よ」
「はげし…く、するからぁ…ばか
」
「俺が悪いっての?」
不満そうに指をズルりと抜き、糸を引く愛液を初めてでもないのにマジマジと見つめながらローナに問う。
「っ…、」
宣言もなく急に抜かれたソコは、ジンジンと次の快楽をまだかと待っていて、熱い。
紛らわそうと足を動かして見るも、それすら誘ってるように見える男の脳内はどうにかしているのか。
「激しくした俺が悪いの?それとも煽ったローナ?」
「……」
「言わないと続きしてあげないよ?答えとおねだりちょーだい?」