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8←1→8【KJ∞】

第5章 あの日から




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あの日から、見る回数も減った。

時々見ても、もう泣かない。






今を、大事にしたい。
そりゃあ、過去だって大事。
過去の続きが今なわけであって、その過去がなければ今の状況にはならなかったかもしれないし、もしかしたら今と違う今になってたかも。
あの日、それを改めて、しっかりと実感した。
今も刻一刻と過去になっていく。
そう考えると全てが愛おしい。
全てがわたしを作ってる。






もし、彼が今もこのグループにいたら。
もし、わたしがこのグループじゃなかったら。
もし、関ジャニ∞がこのメンバーじゃなかったら。





いろんなIfがある中で、
わたしたちはひとつずつ、選択して進む。








その結果が今。



ひとつの選択肢も無駄にしたくない。




一瞬一瞬を大事にするということ。















「ってことで今日ご飯行きませんか」


『また急だなぁ』


そう言いながら電話の向こうの博貴が笑う。




「行きたくなったんだもん!無理やったらええんやけど…」

『無理やないよ。どこがええ?』




わたしの急なお願いでも、博貴は聞いてくれる。
ほんとに仕事的に無理やったら『無理』て言うてくれるし。



一緒に食事した時とか、買い物に行ったりとかしてお互いの近況を直接話す。







一緒にいなくたって
わたしたちはずっと仲間なんやから。


















お互いにお互いを眩しいと思って生きていける存在でありたい。
























Fin.







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