第4章 新・文明機器
『あー、さすが』
霄が撮った写真を確認しながら、うんうんと頷く。
『見てほら、イケメン』
パッと画面を見せられ、みんなで「ほぉー」と言った。
安「それ後でおれにも送ってや〜」
『ええよ〜』
丸「ほんま大倉の写真欲しがるよね」
村「ヤス、ほんまもんやな」
渋「いや〜きしょいわ〜」
「あいつの画像欄見るん怖いわ」
錦「章ちゃん?!俺の写真は欲しい言うてくれんのん!」
「どっくんはどこで張り合ってねん」
『これでみんなの写真撮りまくるんだ〜』
みんながワイワイする中、こっそりと霄がそう言ったのを、俺は聞き逃してなかった。
その表情がとても優しく、嬉しそうだったことも知っている_______
(大「俺が寝てる間に何やってんのん!全然喋ってへんよ俺!!」)
(村「今喋ってるやん」)
(大「そういう意味ちゃうわ!」)
その後、次々とメンバーがiPhoneに変えたことは言うまでもない。
Fin.