第7章 告白コンプリート&キャプチャー
「夏祭り?」
「はい!意外と用事で断る人多くて悲しくなってきました」
「あはは……」
にしても、夏祭りか
この夏休み最後に思い出をE組の皆と刻むのもいいかもしれない
「いいですよ。私」
「おおおおう!!ありがとうございます!!ありがとうございます!!」
「うわぁ、先生涙が気持ち悪い……」
苦笑いをして、部屋を汚される前に閉め出した
夏祭り……りんご飴、あるよな
夏の予定を語ったわりには食べてなかった
「……さて」
祭り……ね
皆浴衣なのかな
でも私、親いないから着れないな
流石に一人で着るのはちょっと……
「……私服で、いいかな」
浴衣って、動きにくいから苦手だし
折角だから片岡ちゃんにもらったリボン付けたいし
少し悩んで、私はクローゼットを開いた