• テキストサイズ

【暗殺教室】君が好きになるまで

第5章 重要性プレイス


「意外です……!てっきりほとんどのことできるのかと」

「大袈裟だよ。私は万能じゃないし、水泳は見ても覚えれないんだ」

「体格とかも関係してくるしね。人それぞれ泳ぎが違うから」


それもある

けどまぁ、一番の要因としては水だと"見にくい"というのがそうだろう

平泳ぎとかなら飛沫少ないから見てやれるんだけど……


茅野ちゃんみたいに浮き輪持ってきてればよかったかな


「泳ぎ、教えてあげようか?」

「そういえば、片岡ちゃんは泳ぐの得意だったね」

「まぁね、色々あったから」

「あはは。でもいいよ、完全に泳げない訳じゃないから。ここでばしゃばしゃしてる」

「そう?なら良いんだけど……」


まだ心配そうに見つめてくるので、お得意の笑顔で対処する

さて、片岡ちゃんも戻ってくれたし、ばしゃばしゃしてよっかね


ちゃぷ……


足を浸からしてゆらゆらと揺らす

普通のプールより開放的だから気持ちいい


「ん」


なんだか騒がしい……

そう思って視線を動かすと、悪戯大好きな赤髪がぐわんぐわん先生の指令椅子を揺らしてた


わお、先生って水嫌いなんだ



「きゃん!!」 



……実に変な悲鳴もあげる

怪訝に細めて言葉を漏らす


「先生って弱点だらけなのになんで殺れないんだろ……」


やっぱりマッハ20というラインが肝なのか

ひとりでに悩んで、楽しいプールの時間は終わった




……余談だが、中村ちゃんが渚に「あんた、男だったのね」と、言っていたのは今さらの一言だった
/ 262ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp