第3章 正夢リヴァイバル
『間宮』
あぁ、またこの夢か
その呼び方に、その景色に、もう諦めかけてしまっていた
けれど、いつもの順列が滞りなく完了していったのに……
『…………それは、俺の業だから』
その順列が崩された
それに、どれだけの不安と恐怖が拭われたか何て私にはわからない
でも、前までのあれは夢だと……夢の罪悪感だったと……わかった気がした
「……ありがとう」
こんなすっきりした目覚めはいつぶりだろうか
こんなすっきりした気持ちはいつぶりだろうか
書き換えは成功した
リヴァイバル……約一年前の出来事の再上映
夢の、上映
「よく眠れたかい……泣き虫さん」
「お陰さまで……泣かせたのは貴方ですけどね。女の子を泣かすなんて最低です」
「へぇ?その割りには清々しい……怒ってないでしょ?」
「そうね、言ったでしょう。許されたら……私は嫌いになれないって」
ありがとう、カルマ