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あーるじゅうはち Ⅱ
第4章 秘めごと
私はそう考えるとそっか、とだけ物わかりのいい返事をした。
誠「俺の…」
何か言いかけた誠はそのまま口を閉ざし何か考え込むようにうつむいた。
「…誠?」
誠「もしさ、深琴に相談事されたら聞いてやってよ」
「え?」
思いがけない言葉につい聞き返すと誠はそれ以上何も言わず側にある烏龍茶に口を付けた。
私も深くは聞かず、テーブルに置いてから一度も口をつけていないメロンジュースに手を触れた。
氷が少しだけ溶けたそれはひんやりと冷たかった。
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