第3章 悪戯に *
私は誠の腰に手を回して渦巻く快感の波から耐えるようにする。
ぬちゅ、といういやらしい音が木霊したかと思うと、誠はいきなり私の耳元で囁いた。
誠「やらしいね…」
耳元で甘く囁かれたその言葉と、下肢の芽を指先で軽く摘まれた刺激で、元々達し始めていた私は簡単に絶頂を迎えてしまった。
「…!!!あぁあっ…!」
腰から力が抜けた四肢を誠が受け止めてくれる。
誠「、野外プレイ好きなんだ?」
と悪戯に笑うその言葉に返す余力がない私は、朧気な意識の中でこう誓った。
今度は私が誠をイかせるんだ、と。
私ばっかりイかされるのは、なんだか少し悔しかった。