第1章 Ⅰ
翌日
事務所に行くと
佐「これが今度のアニメの台本で、こっちが舞台のよ。」
「ありがとうございます」
そういえば共演者は誰だろ?
台本と一緒にもらったプリントを見る
「え」
私は共演者ではなく役に驚く
「あの!このアニメで私が受けたのヒロインの友人だった気がするんですけど、なんでライバル役になってるんですか?」
佐「あぁ、監督がねこっちの方がいいって。舞台ではオーディションと役が変わることないかもしれないけど、アニメやゲームではオーディションと違う役になることはよくあるのよ」
「そうなんですか・・・」
いきなり大役・・・
私に出来るのかな
すると肩に感じる重み
木「何悩んでるの?」
「木村さん!」
佐「あら?今日はオフじゃ」
木「台本取りに来いって言ったのは佐久間さんですよ」
佐「そうだったかしら?でも、丁度良かった。木村くんこの子に声優業のこと教えてあげて。まだ、歴が浅いから」
「でも、ご迷惑に」
木「今日は何もないから大丈夫だよ。空いてる部屋ある?」
佐「会議室Bが空いてるわよ」
木「じゃあ、借りるね。ちゃん行こう」