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プリスト短中編集【裏あり】

第16章 いつもの笑顔【千代松万太郎】





な、何言ってるの?

初めてこんなこと言われた。

どう答えればいいの?

答えが見つけられない…。

みつけられないんじゃない。

もう、みつかってる。



菜々海「万太郎は万太郎でしょ!いつもの万太郎がいい!そんな怖い顔した万太郎は嫌い!」

万太郎「!?」

菜々海「いつもの屈託のない笑顔を見せてよ?ほづみんとストライドで闘ってるときのあの嬉しそうな笑顔を見せて!!」

万太郎「…うん!」

菜々海「万太郎は笑ってる顔が一番キラキラしてるんだからね?」

万太郎「それは…。」

菜々海「ギャラスタは関係ない。ありのままの万太郎の笑顔がいいの!」

万太郎「ありがと、菜々海。」

菜々海「えへへ。あっ!今日みたいにまた頼ってね?万太郎の笑顔は私が守るんだから!」

万太郎「心強いにゃ。でも、それは俺にも言えることだから。」

菜々海「なら、お互いの笑顔を守ろう。お互いに!」



やっと笑った。

お互いに本当の笑顔で。

いつもの優しい万太郎の笑顔に戻った。

翌日の方南との合同練習は絶好だった。

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