第13章 私だけにみせる表情(カオ)【諏訪怜治】
翌日
菜々海「おまたせっ。いこっ!」
怜治「そうだね。」
今回の撮影は街中でやるんだって。
コンセプトが『休日の街中デート』だって。
ものすごく楽しみ。
菜々海「あっ。ついたね。」
怜治「そうだね。プロリューサーのとこに行こう。」
プロ「撮影は適当に撮るから自由な感じでね。」
菜々海「はい。」
撮影でだけど久しぶりに怜治とデートだ♪
しかも!浜辺!
怜治の方を見る。
怜治も嬉しそう。
でも、営業スマイルだ。
撮影が終わった。
ただ今の時間は5時。
そして、季節は秋。
どうしようか考えていたら、手を引かれ走る。
衣装はそのまま。
つまりヒールです。
前を走る怜治。
あっ…。
楽しそうだな。
やっぱり、走るの好きだね…怜治。
走り続けていたら誰もいない浜辺についた。
砂浜に行き裸足になる。
菜々海「怜治が連れてきたんだよ?早く!」
怜治「そうだね。」
菜々海「久しぶりのデートだねっ!」
日が沈みはじめた。